アレクサンダー・フォー氏は、現在Nagasakti Kurnia 繊維工業の取締役社長を務めています。家族から経営者としての立場を受けついだ第二世代であるため、インドネシアの繊維産業についての深い理解をもっています。また、継続的な近代化を積極的に提唱しています。インドネシアに次世代の業界リーダーを成長させるために、起業家にビジネスコーチやメンターとしての役割も担っています。
フォー氏は、アメリカのパデュー大学で理学学士号を取得しました。
近代的な繊維工場として、Nagasakti Kurnia 繊維工業は全ての生産工程で責任を持ち、持続可能な開発に取り組んでいます。同社は、インドネシアで社内液体廃棄物管理システムを率先して導入した企業であり、また副産物の安全な取り扱いを確保するために、IPAL(Instalasi Pengolahan Limbah Industri:産業廃棄物処理プラント)と協力しています。制服・作業着の布地の製造中に生まれる排水のリサイクルなどの取り組みにより、Nagasakti Kurnia 繊維工業は、厳しい環境保全規格に準拠し、ISO14001:2004(環境マネジメントシステム)を取得しました。
Nagasakti Kurnia 繊維工業は、これを越えて、西ジャワのバンドン製造設備内では省エネルギー活動にも取り組んでいます。燃料油の消費量を削減するインドネシア政府の目標に沿って、2機のボイラー機器(ひとつは1時間25トンの蒸気を出力、もうひとつは連鎖グレード連続供給システムにより1時間800万キロカロリー)を使用し工場にエネルギーを供給しています。これらの機器の導入は、効率性と生産性への具体的なメリットを提供する新技術への投資に対するNagasakti Kurnia 繊維工業の取り組みの数ある例の一つです。
多様な顧客のニーズや要件に応じて、優れた品質の製品を提供するという使命を果たすために、Nagasakti Kurnia 繊維工業は、強い企業理念を礎に築いた企業文化の醸成を促進しています。人材の誘致と維持に対する同社の能力は、「地の塩(SALT)」と「世の光(LIGHT)」の精神(新約聖書の教えのひとつ)を奨励されている職場環境に起因します。これらの理念は、企業理念と文化を定義する価値の頭文字をとったものです。
SALTは、Security(セキュリティ)Accountability(責任)、Leadership(リーダーシップ)、Teamwork(チームワーク)の略で、日々のタスクをこなす際の優先事項です。LIGHTは、Leaning on God(学ぶ)、Integrity(整合性) Guidance(ガイダンス)、Humility(謙虚さ)、Transparency(透明性)の略で、事業活動の上で重要な価値観です。これらの明確なガイドラインにより、Nagasakti Kurnia 繊維工業は、人材のソフトスキルを開発し、最新の繊維生産技術の専門知識を補完しています。
Nagasakti Kurnia 繊維工業は、品質管理システムについて、ISO 9001:2008を取得し、太平洋認証株式会社からの受賞し、JAS-ANZからの認定を受けています。
Nagasakti Kurnia 繊維工業は、環境マネジメントシステムについて、ISO 14001:2004を取得し、太平洋認証株式会社からの受賞し、JAS-ANZからの認定を受けています。
Nagatexファブリックは、OEKO-TEX標準100規格に準拠しています