Martin Widjaja氏はセウ・シーガーヌ・サンタラの代表取締役で、2000年から同社で働いています。同氏はアメリカでの学士課程を経た後、ブランディングとマーケティングの分野で豊富な経験を持っています。 「可能性は無限大にあります。正しい輸入元と正しい市場拡大方法を選べば、5年は明るいでしょう。」 Martin Widjaja代表取締役 |
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「GBGインドネシアが、セウ・シーガーヌ・サンタラを最初に取り上げたらのは数年前、主要な果物販売代理店としてでした。最近の、セウ・シーガーヌ・サンタラについて教えていただけますか?」 「昨年、当社は戦略を大幅に変更し、インドネシアでもっともコストの低い果物販売業者になることを決めました。しかし、それは低品質な商品を売ることと同義ではありません。島が多く、多様性も高いのインドネシア全域に果物を届けるために、最も低いコストで付加価値をつけるということです。難しい課題ではありますが、成功すれば競走場の優位を得られます。 新しい戦略を決定する前に、インドネシアで入手可能な品種の果物について決定しなければなりませんでした。無作為に選ぶわけにもいきませんので。選択する際の基準は3つありました。ひとつは高価値であること、高収穫であること、最後に1年中収穫できることです。これらの基準を元に、8種類の果物に絞りました。ひとつはりんごです。これは今年から販売を始めます。Sunpride®は、8種類のりんごを段階的に市場に導入します。当社のりんごは、全て1年中お求めいただけます。 購買力の向上と、新興する中産階級の中で、セウ・シーガーヌ・サンタラはインドネシアの高級フルーツ市場の将来をどのように見ていますか? 国内市場はでのシェアはまだ2%以下なので、まだまだ開拓の領域があります。この2%の中で、とくに近代的なマーケットでは、Sunpride®は主要なブランドです。市場にはまだ開拓する余地がまだまだあるので、5年間は正しい選択をすれば楽観視できるでしょう。 果物の消費者は、大きく二つのタイプに別れるようになりました。ひとつは、果物を計画的に購入する消費者層で、もう一つは衝動的に購入する層です。彼らの住居付近で販売し、顧客に満足させることでロイヤリティーを高めています。しかし、そのためにはまず味わってもらわなければなりません。 Sunpride®のキャンペーン広報「Sunpride®ガール」は、果物の味見、果物についてのお徳の情報を顧客に提供しています。果物の消費においては、顧客の近くにいることが重要なので。 インドネシア政府は、輸入への依存を下げる方針ですが、国内での需要が高まる中で、地元の農家がどのような役割を果たすと思いますか? インドネシアの政府は、多くの農家により多くの果物を生産するように奨励しています。地元の野農は、この規制により、収穫高を増やさなければならなくなることを認識すべきでしょう。過去2年間、農家はより大きな市場に気付いて生産高をあげてきました。また、ソーシャルメディアも一役買っています。農家は、ソーシャルメディアを通じて、市場の情報、ネットワーク、種の種類などに関する情報を得て、自分たちのビジネスが正しい軌道に乗っているかを判断することができます。 今年の3月にスラバヤで開かれた記者会見で、セウ・シーガーヌ・サンタラは、東ジャワ市場の開拓をよりいっそう進めると発表しましたが、Sunpride®ブランドはインドネシア諸島の市場をどのように開拓する予定ですか? 過去3年間、当社はジャカルタを中心に市場を開拓してきましたので、東ジャワ地域では |
まだフルーツの生産はほとんど行われていません。そこで、メディアと小売店を招待し、東ジャワの可能性と、どの品種の果物が栽培可能で、地域の人々がどのような利益を受けられるかを説明しました。 インドネシアではインフラの都合上、インドネシア国内で商品を配送することが非常に高価です。しかし、それは当社の拡大にとって大きな妨げにはなりません。当社は、地元のパートナーとともにビジネスを拡大できるよう協力をすることにしました。これにより、産地が違っても均一な質の商品を消費者が受け取れるようになりました。また、雇用の創出と起業の促進という形でも地域に貢献できます。 Sunpride®は国内のブランドとして大きな成功を収めましたが、国外への進出について、どの市場がもっとも魅力的ですか? 当社は先日、日本に事業所を設立しました。アジアと中東では、当社の主力商品の一つである、バナナとパイナップルの潜在的需要が高いからです。これらの市場では、商品供給量がまだまだ少ないため、Sunpride®はその地域の主要ブランドになるでしょう。 当社は、インドネシアには本格的な流通企業を持っていますが、これらの地域にはそれがないので、アプローチが大きく異なるでしょう。韓国や中国などの国外市場については、規制や消費嗜好などについてより深い理解をもった現地の企業と、どのようにジョイント・ベンチャーを築くかまだ研究している段階です。これらの市場は5年間は先行きが良いでしょう。 セウ・シーガーヌ・サンタラは、インドネシアの地元の生産者と協力して、彼らの生活を助けていることに誇りを持っていますが、これについて最近のイニシアチブをお聞かせください。 当社はブランド価値を維持するために、生産者の果物にA、B、Cの三段階で格付けを行っています。当社がAランクの製品を購入すると、生産者にとってBランクやCランクの販売が難しくなります。おいしさは変わりませんが、形や見た目が違うものは当社の品質基準に満たしません。そのため、BランクとCランクのための市場を作ろうとしています。 それを実現するために、外部の流通業者と協力して、第二ブランドを作りました。このブランドは、よりお求め安い価格で果物を購入したい、中所得や低所得世帯の市場を開拓しています。この提携で、農家が商品を持っており、消費者が果物を購入する購買力を持っているこれらの2つの要素を満たすことができます。 最後にGBGインドネシアの読者に対してメッセージをどうぞ。 フルーツのことを考えるときにSunpride®を思い出してください。セウ・シーガーヌ・サンタラは、インドネシア人の健康的食生活やライフスタイルへの意識を高めるどりょくをいたしますので応援よろしくお願いします。 |